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ドライヘッドスパと頭ほぐし・ヘッドマッサージの違いとは?

ドライヘッドスパと頭ほぐし・ヘッドマッサージの違いとは?

2021.04.28作成

 

頭ほぐし専門店で働いていると、お客様から「ドライヘッドスパと頭ほぐしって何が違うの?」と質問されることがあります。

スクールの問合せでは、「異なる資格講座ですか?」とも聞かれます。

 

広義では、ドライヘッドスパは、イコール「頭ほぐし」または「ヘッドマッサージ」と考えていただいて大丈夫です。

 

しかし、昔ながらのマッサージ屋さんでの頭ほぐし・ヘッドマッサージのほとんどは、髪の毛の上からほぐすので、髪の毛がジョリジョリしたり、引っ張られたりと粗い施術が多く、ガツガツした印象です。

当スクールの資格講座には、現役セラピストさんも参加されますが、授業で学ぶ、技術の繊細さに驚かれます。

 

その昔、私が勤務していたサロンで教えてもらったヘッドマッサージは、10分~20分の施術でした。

 

テクニックの数も少なく、タオルの上からの施術だったので、まさに髪ジョリジョリ系ヘッドでした。

 

それに比べて、現代ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)は、髪をジョリジョリすることなく、頭皮の筋膜ストレッチなどを行います。

 

力を使わずとも、頭皮(頭蓋骨)を緩めていくテクニックが採用されています。

 

そもそも、頭のてっぺんである頭頂部には筋肉が存在していません。

筋肉がついていない場所をガツガツと強く押す理由は、解剖学的にもマッサージ理論的にも根拠がなく、安全面でもよくありません。

首が縮こまってしまうほど、頭のてっぺんをグイグイと押すと、頸椎ヘルニアや脊柱管狭窄症などを悪化させるリスクもゼロではありません。

 

ちなみに、ヘルニアなど神経の後遺症が残るマッサージの施術事故は、業務上過失といって、訴えられると賠償金額3000万円レベルです。

 

当然、施術するセラピストは、気を付けないといけません。

 

また、お客様にリスクがゼロではないことを【事前に】お伝えしないといけません。

 

話を戻して、「ドライヘッドスパと頭ほぐしヘッドマッサージって何が違うの?」と聞かれたら、

 

「基本的には同じですが、昔と今とでは、施術方法が異なることがある。」

 

そして、「昔のガツガツ、グイグイと押していくヘッドマッサージを60分など長時間行うと頸椎に負担がある。」

 

とお伝えいただけたらと思います。

ただ、本当の意味の現代ヘッドマッサージは、結果追求型ヘッドマッサージとも言って、ヘッド業界内で言うドライヘッドスパではなく・・・本格ヘッドマッサージ​(動画)です。

 

ドライヘッドスパの資格講座も、気が付けばたくさん増えてきましたが、たった1日で気軽にドライヘッドスパを習いに行った一般の方や、現役サロンセラピストさんが、私のもとへ本格ヘッドマッサージの資格を取りに来られます。

 

私のスクールには、年間に数十人もの方が「理論から学びなおしに来ました。」と訪れます。

 

それは、仕方がないです。

 

 

他のスクールでしか学んだことがない人が、ヘッドライフやヘッドライフ通信を読めば、スクールで学べる内容の深さも講師の質も違うと気づきますよね。

 

そんな方々をこれからも地道にサポートできればと思います。

この記事の作成者​

代表江口(ヘッドセラピスト)

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

代表理事 江口征次(えぐちせいじ)

ドライヘッドスパと言っても年配者には伝わらないかも知れませんね。そんな時は「頭ほぐし」でよいと思います。ヘッドマッサージは、ハンドマッサージ、タイ式マッサージ、リンパマッサージなどの呼び名があるようにスタンダードな呼称です。

いずれにせよ、ターゲットに合うネーミング、または、○○ヘッドスパ・○○ヘッドマッサージなど、サロンイメージに合うネーミングを考えて使用してください。

オリジナルのネーミングは、浸透するのに時間がかかると思いますが、SNSが得意な人はバズるように頑張るしかないですね。

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