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閉店(廃業・倒産)するドライヘッドスパ専門店

立地で考える・閉店(廃業・倒産)するドライヘッドスパ専門店の特徴

2021.05.27作成

古くから「商売は立地がすべて」という言葉がありますが、私達、リラクゼーションサロンも本当にそうでしょうか?

 

今回は、資金力がある大手ではなく、個人サロンで考えていきましょう。

 

2017年頃だったと思います。もう何年も前のことですが、資格講座の卒業生が集まる懇親会のお話です。

(ヘッドセラピスト資格が無くても参加できます)

 

参加者が20名ぐらいだったので、マイクをもって全員に一言ずつ自己紹介をしていただきました。

 

ある卒業生が、

 

「マンションの一室でドライヘッドスパ専門店を開業して、マンションの下に小さな看板を置かせてもらい営業していたのですが、その後、目の前にイオンモールができてお客様が増えました。」

 

と、ラッキーです。みたいな話をされていました。

 

なんとなく会場の雰囲気が「いいな~」「羨ましい」みたいになったことを覚えています。

 

やはり、人通りが多いところが、立地が良いに決まっています。

来店が増えるのは、ほぼ間違いありません。

隠れ家サロンと駅近サロンの集客

個人サロンさんで、立地が悪く、閑散とした場所で集客するときによく使う言葉は「隠れ家サロン」です。

ある一部の人にとって本当に隠れ家的で良いのですが、ほとんどの人にとっては、行くのが面倒な場所です。

来客(集客)が減るのは当たり前ですね。

 

あなたも隠れ家サロンとしてオープンしたら、きっとすぐに「駅近(駅チカ)」に憧れるでしょう。

何か対策をしないと閉店(廃業・倒産)してしまいます。

 

 

私の個人的な話をすると、頭ほぐし専門店atamaを開業して以来、よく言われる言葉があります。

 

「なんで北浜なの?梅田・心斎橋・難波・阿倍野だったらもっと流行ったのに。」

 

このお言葉は、トータル100回ぐらい言われているかもしれません。

 

北浜という街は、証券会社と薬問屋が多いオフィス街です。

当店のテーマの「頭ほぐし(ドライヘッドスパ)」の必要性を考えると、オフィス街は、目や頭が疲れやすい社会人が多い場所。

すなわち、ペルソナが多く存在する場所と考えました。

 

その当時は、スマホの普及率が10%以下だったので、スマホをというよりパソコン時代。

 

大阪市の中でもパソコンの利用者が多い場所、パソコンの密集度が高い場所が良いと考え、その一つとして北浜を選んだのです。

 

お客様から、

「長く大阪に住んでいるけど、はじめて北浜に来たわ。」

「この店が無かったら一生北浜には用事がない。」

 

と散々と言われました。今もそうです。

 

改めて、お客様のことを思えば、少しでも通いやすい場所にサロンを出店しておけば良かったと思います。

 

ちなみに私は、翌月の家賃を支払うお金が無くて倒産しかけたことがあります。

​ドライヘッドスパ専門店は隠れ家サロンがオススメ。

 

たとえ、立地が悪くても隠れ家的プライベートサロンとしてドライヘッドスパ専門店を開業するのは、オススメです。

理由は簡単で、ドライヘッドスパ専門店のお客様の多くは、気持ち良くなってぐっすり眠りたいという方々です。

 

脳疲労・VDT症候群などで疲れ切った頭(脳)を安めに来店しているのに、大通り沿いで騒音が激しいとかは最悪です。

 

スタッフが何名もいてお客様との話し声が聞こえてくるのも最悪です。

 

隣のお客様のいびきがうるさい時も困ります。

 

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の施術が良くても、環境が悪いとリピーターにつながりません。

特に騒音は、頭痛を悪化させる原因にもなるので注意が必要です。

 

頭痛持ちではなくても、脳疲労でイライラしているお客様は、やはり騒音を嫌います。

睡眠不足の解消が目的で来ているのに、睡眠の妨害をされるわけですから腹が立つのは仕方がありません。

そんな単純な理由から、ドライヘッドスパ専門店はお客様と1対1の完全プライベートサロンがおすすめです。

1人で働くわけですから、テナント店舗にしなくても自宅の一室でよいのではないかと思います。

しかし、家族も住んでいる自宅に不特定多数のお客様が来るのは抵抗を感じる人が多いと思います。

その対策や別の方法は、またの機会にブログにしたいと思います。

自宅サロンの場合、一人分の集客さえできればよいのですが、立地が悪いせいか、それすら集客ができていないサロンさんがあります。

(参考)

ワンランク上の本格ヘッドマッサージ

「何が本格なの?」と思われるかもしれませんが、一般的なドライヘッドスパ専門店は、頭皮をほぐしたりリフトアップをしながら心地が良い状態へ導き、眠らせているというサロンです。

本格ヘッドマッサージ(1級ヘッド講座)は、ドライヘッドスパの気持ちがいいのは当たり前で、結果追求型のヘッドマッサージです。

 

主に自律神経失調症、更年期障害、セロトニン欠乏脳の症状を改善することを目的としています。そのため、解剖学・解剖生理学的で科学的根拠があるアプローチをしていきます。

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会のヘッドマッサージは、自律神経の状態を表す脳波測定でも結果が出ています。​

セロトニン脳波測定 ヘッドマッサージ

立地の悪さを他でカバーしたい

どうしたら、立地が良くない場所でやっていけるのでしょうか?

立地が悪いサロンの特徴

(1)近隣の方に認知されにくい(サロンの存在を知られていない)

(2)何かのついでに行く場所ではないので習慣化しにくい

(3)単価を下げることが多い

「こんなところにサロンができたんだ」と認知されて、はじめて行くか行かないかの行動の判断になります。

サロンをやるのも商品を売るのも、認知させる事が上手い、要するに宣伝上手が経営上手になります。

 

おそらく、サロン開業したことを知られていないまま、廃業した店は日本中に数えきれないほどあるでしょう。

 

資金力が潤沢であれば、宣伝をどんどん打ち出せば、立地の悪さをカバーできます。

今の時代なら、インスタグラマーやユーチューバーに依頼することも可能ですのでお金をかけられる人は、企画を練ってみましょう。

 

しかし、現状として資格講座の卒業生が私によく言うのは、「なるべくお金をかけたくない。」「口コミでなんとかやりたい。」です。

 

私もそうでした。ヘンに腕に自信があったので、看板無しのマンションの一室で、資金50万円で開業しました。

それから経営者歴13年目ですが、やっぱり今でも立地が良いサロンに憧れます。

立地がメチャクチャ良ければ、

①日本語ができないスタッフでもちゃんと利益を上げてくれます。

②アルバイトスタッフだけでもやっていけます。

③スタッフの入れ替わりが多くても存続可能です。

サロンに限らず、居酒屋などの飲食店もそうですよね。

行くたびにスタッフがかわっているなぁ~という店でも、何年も潰れていなかったりします。

それが好立地のメリットです。

立地が悪いサロンの対処法とは?

では、私達、【立地悪い組】は、閉店(廃業・倒産)しないために何をすればよいでしょうか?

 

まずは単純に、先ほどの好立地①②③の「逆」を意識するのはどうでしょう。

 

好立地①

日本語ができないスタッフでもちゃんと利益を上げてくれます。

逆に、カウンセリングをしっかりする。アドバイスの引き出しが豊富。きめ細かい丁寧・親切な接客。サンキューメールを手紙にしてみるなど、ひと手間もふた手間もかける、おもてなし重視の愛されサロン。

 

好立地②

アルバイトスタッフだけでもやっていけます。

逆に、施術者一人の隠れ家サロン。いつお越しになってもオーナーセラピストによるクオリティが高い、信頼の施術でご満足いただけます。定期的なケアは、お身体のわずかな変化にも対応することができ、より深い癒しをもたらします。

 

好立地③

スタッフの入れ替わりが多くても存続可能です。

逆に、オーナーセラピストのみですので、担当者が変わることもなければ、セラピスト指名料を余分にいただくわけではありません。また、1対1の完全プライベート空間ですので、周りを気にせず、会話も楽しんでいただけます。そういった意味では、店主とお客様と距離が最も近いのが隠れ家サロンです。

 

なんだか、「駅前チェーン店に勝つには?」みたいになりましたが、今回は、マーケティング・ブランディング・ペルソナなど難しいことは抜きにして①②③の切り口で書いてみました。

 

今まで、お金や時間をかけて、しっかり学んできたのに、立地が悪いというだけで、他店に負けて閉店(廃業・倒産)するのは嫌ですよね。

 

改めて、立地が悪いサロンの特徴

(1)近隣の方に認知されにくい

(2)何かのついでに行く場所ではないので習慣化しにくい

(3)単価を下げることが多い

 

次は(1)(2)(3)について対処法はないか考えてみましょう。

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この記事の作成者

代表江口(ヘッドセラピスト)

ドライヘッドスパの専門家

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 

代表理事 江口征次(えぐちせいじ)

東京・大阪・名古屋・福岡をはじめ、全国にドライヘッドスパ(水無し頭ほぐし)の素晴らしさを普及し、頭から幸せに導く「頭と心を軽くする」活動を行っています。

2010年から資格講座にて、世界23か国(2023.5月時点)のセラピストに科学的根拠に基づいた本格ヘッドマッサージを指導しヘッドセラピスト資格を発行ています。​「不眠を解消し、鬱を予防する」「不眠を解消することで鬱のない社会をつくる」というテーマも浸透してきました。

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情報量、内容の質ともにヘッド業界No.1のメルマガ「ヘッドライフ通信」の監修も行ています。

日本で初めて「頭ほぐし専門店」というネーミングで整体法が入った頭の施術に特化したリラクゼーションサロンをオープンさせました。頭ほぐし専門店atamaは、登録商標です。

また、ドライヘッドスパ店が日本にほぼ無い時から、自律神経を整えるアロマヘッドセラピーを考案し全国に普及。


ヘッドスパ専門店atamaでは、日本初の整体法が入った整体ヘッドスパを展開。全国の美容師さんにメニューの提供をしています。

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