top of page
ドライヘッドスパ専門店のリピートを増やす方法

ドライヘッドスパ専門店のリピートを増やす方法

 

2021.05.30作成

個人サロンの経営とは、“新規集客をしてリピートしてもらう” それに尽きます。

そのために、どんな方法で集客するのか、どんな方法でリピーターになってもらうのか、ただそれだけです。

前回までの3つのブログは、サロンの成功について自宅サロンの閉店(廃業・倒産)③お金をかけずに集客したいという流れでした。

特に立地が悪い自宅サロンは対策が必要です。

今回は、そのブログの中で出てきた以下の(2)(3)についてです。

☑立地が悪いサロンの特徴

(1)近隣の方に認知されにくい

(2)立地が悪く、何かのついでに行く場所ではないので習慣化しにくい

(3)立地が悪く、単価を下げることが多い

立地が悪くてもリピーターを増やすしかサロンが生き残る方法はありません。

立地条件が悪いは言い訳?

このブログを書いている理由は、資格スクールの受講生の多くが、自宅サロンを希望しているからです。

そのこと自体は、悪いことではないですが、ご自宅が駅や大型商業施設の目の前にあるなら集客的には問題ないです。

しかし、ほとんどの方は、そうではなく、立地として不利な条件で開業しており、中には集客数に満足していない人もいます。

立地のことだけで言えば、都市部ではない田舎の場合は、車社会なので、ちゃんと宣伝ができていて、駐車場さえあれば、立地が悪くても大きな問題ではありません。

住宅街でも全然OKです。

田舎のサロンで駐車場があって、それでも集客できていないのは、宣伝が不足しています。

または、価格も含め、魅力的な宣伝ができていないことが理由です。

ここを勘違いして立地のせいにしてはいけません。

「立地が悪いから・・・」という言い訳や「立地が良くないもんね・・・」という慰めの言葉をよく聞きますが、それは経営手腕で何とかしていかないといけませんね。

ここ数回のブログで立地について、あれこれと書いていますが、立地のことでつべこべ言っているのは、経営者として情けないことです。

 

私のブログが頭の整理になったり、何かのヒントになれば幸いです。

(2)何かのついでに行く場所ではないので習慣化しにくい

どんな場所でサロン開業しようとも、あなたのサービスが他店には無いもので、魅力的であれば大丈夫です。

 

「差別化しにくい時代」と言われますが、そんなオンリーワンのサロンに誰でもなれるのでしょうか?

 

サロンの「強み・ウリ」がポイントになりそうですね。

まず、お客様が、リピートしない理由のトップは「忘却」ですが、習慣化してもらえない理由のトップは「立地」です。

習慣化してもらうとは、常連化してもらうと同じ意味ですが、ドライヘッドスパ専門店に限らず、飲食店でもそうですし、三日坊主になりやすいジムやフィットネスクラブもそうですね。

常連客の定義は、各々で決めていただいても良いのですが、サロンの場合は月に1回以上のご来店がある人を常連客としましょう。

毎週ご来店される場合は、上得意客です。

しかし、ほとんどのお客様は、「あのセラピストさん上手なんだけどな。」「続けて通ったほうが良いんだけどな。」と思いながらも数か月が経ってしまいます。

あなたもあるはずです。

 

「あのイタリアンの店、美味しかったな。絶対また行こう!」と思いながらも半年以上たっているなど。

きっと1軒ではなく、数軒ありますよね。

立地が悪くて通いにくい、いつか行こうと思っているけど、そのうち忘れてしまっている「忘却」がリピートしない多くの理由です。​

 

「そんなことないよ。」という人もいると思いますが、それはあなたが魅力的だからです。

 

一般的な話では、雨が降っただけでも来客数は減ります。

結局は、あなたが魅力的であるかがポイントなんです。

 

ドライヘッドスパ専門店は、差別化しにくいサービスですが、唯一、オンリーワンなのは、セラピストの個性や人柄になります。

 

なので、サロン業界は、人柄が7割、技術が3割と言われています。​

 

コンサルタント的には、サロンの強みは?

 

サロンやあなた自身の強みは?

 

なんて言うと思いますが、そんなキラリと輝くものがすぐに出てきますか?

 

考えることやチャレンジは必要ですが、最終的には、キラリと輝く強みではなく、ジワリとにじみ出る人柄で勝負することになります。

リピートを増やす方法

立地の良い場所に移転して高い家賃を払うのは難しい、急に天才的な技術を身につけるのも難しい。

でも今ある条件の中でリピートを増やしていかないといけません。

そこで、どんな企業でもやるのが、顧客目線を大事にするということです。​

まさか、「講座で学んで資格を取得しただけで食べていける。」なんて考えていませんよね?

顧客目線で考える方法として、おすすめなのは、

・こんなセラピストは嫌だ

・こんなサロンは嫌だ

思いつく限り書き出してみることです。

 

そうすると最低でも嫌なセラピスト・嫌なサロンにはならないと思います。

 

それとは逆に、​

・こんなセラピストなら指名したい

・こんなサロンなら通いたい

も書き出して素敵な愛されサロンを目指しましょう。

なぜなら、ドライヘッドスパ専門店は、頭ほぐしだけなので差別化が難しいからです。

眠ることを重視するため、派手なパフォーマンスもありません。

お客様にしたら、爆睡していたので、顔ツボほぐしをされたことを覚えていないとか、耳ツボほぐしを覚えていないなんて事はよくあります。

 

施術中に髪の毛を引っ張ったり、髪をジョリジョリとさせ、摩擦で髪を痛めるなどは問題外ですが、ある程度のレベルで施術している限りは、あなたじゃなくても良いのでは?
 

そんな中、選んでもらえるセラピスト(サロン)にならないといけません。

どんなセラピスト(サロン)が選ばれるのか?

 

やっぱり、まずは、顧客目線になるしか方法はなさそうです。​

そんな中、お客様が増えると、ささいな会話の中から、自分の強みやサロンのウリに気づくことがあります。

 

無理に強みを作るより、気が付けば強みになっていたぐらいが、本当の個性であり、理想なのではないでしょうか?

やっぱり集客しないと意味がない

残念ながら問題点があります。

 

キラリと輝く強みやウリは、キャッチーなので新規集客がしやすいのですが、ジワリとにじみ出る人柄には客観性がなく、キャッチーではないため、新規集客が弱いのです。

一度でも、あなたに会ってもらえれば、あなたの良さは伝わると思うのですが、その一度目のご来店というハードルを越えないといけません。​

改めてこのブログは、立地条件が悪い自宅サロンやマンションサロン向けの内容と再確認したうえで、以下の(3)に続きます。

 

☑立地が悪いサロンの特徴(3)単価を下げることが多い。

 

単価を下げざるを得ないのか、戦略的に下げているのかで大きく変わります。

 ↓

次のブログを読む

この記事の作成者​・ヘッドマッサージ専門家

代表江口(ヘッドセラピスト)

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 

代表理事 江口征次(えぐちせいじ)

東京・大阪・名古屋・福岡に拠点を持ち、ヘッドセラピスト資格の発行を行っています。リラクゼーションサロンとして日本で初めて整体法を取り入れ脳脊髄液の流れを促進することを目的にした頭ほぐし専門店をオープンさせました。その後、2019年には、日本で初めて、ヘッドマッサージの効果を脳波測定で検証し、自律神経・ホルモンに働きかけるセロトニン活性の有用性を確認しました。全国にドライヘッドスパ・ヘッドマッサージ・頭ほぐしの素晴らしさ、社会的価値を普及する活動を行っています。

bottom of page